昔よく居た！地域よくばりの書きすぎ君SEO！

昔、フッターにやたらにサポート地域を書き散らすお店が居ました。そう。書きすぎ君。
いや、お店が自主的にあんなおかしな事をする訳がないのでどこかの業者から
入れ知恵を受けたのでしょう。あの当時だとホームページ作成代行者でしょう。
これはSEOという言葉がまだ一般的に認知度が上がっていない頃のお話です。
もしあなたが引っ越し業者だとします。
色んな地域のお客さんをターゲットにしたいと考える事は商売として当然でしょう。
そんな純粋な気持ちが湾曲して噴出したのが書きすぎ君ですね！

書きすぎ君ってどんなサイト作るの？SEOなの？

書きすぎ君はとにかくお客さんにしたいユーザーを書き散らします。
福岡市中央区の引越し屋さん、書きすぎ君のバカさ加減SEO手法を紹介します。

ドカーン！これが全ページのフッターにあるの？！す、す、すごい！
だいたいこんな感じで顧客にしたい地域の地名をとにかく書き殴ります。
うんうん！これだったら伊崎の人も平和の人も頼みたくなるね！
これをSEOの手法と言うには気が引けますが、これにも意味がありました。
例えば上の例で言えば天神という地名はメジャーであり、効果は期待できません。
ところが、この中で言えば平岡町はそんなにメジャーではありません。
他に”平岡町”に最適化したサイトが無かった事を前提に話を進めると、
”福岡市　平岡町　引越し屋”と検索した時にサイトが表示されたのです。（※昔の話）

書くだけで効果あるなら、夢みたいなSEO手法！僕私もやる！

今となってはこんな事をやっていればGoogle先生からお咎めを受けます。
書きすぎ君の手法の悪い点は二つあります。
①文章として成立していない単語の羅列である事
②全ページのフッターに同じ文章が存在する事。
Google先生は①も②も非常に嫌います。上記の福岡市中央区の例で言えば
平岡町で上位表示したいのであれば、平岡町についての事を文章として
記述してある事が最低条件です。昔のＹＳＴには通じましたけども。
※これを真似するとGoogle先生に嫌われてしまうのは必死です。
居ないとは思いますが、（そもそもこのブログを読んでいる人が居ない）
書きすぎ君SEOをやっている人はリスクを承知した上で
修正する事無く、必ず継続して下さい。

今日の懐メロSEO、書きすぎ君のまとめ

今日も言いたい事は大してありませんでした。特に伝えたい訳でも無い事を
ただ思い出すままにペンを取りました。ペン？
今回の様なずさんな対策がまかり通ってきた時代を考えると、
検索エンジンのアルゴリズムは随分と進化してきたと考えられます。
YSTにおいても後期には今回の書きすぎ君なんて手法通じてませんでしたし、
現在Googleのスパム排除力はこの当時とは比べ物にならないですね。

※この記事において”福岡市　平岡町　引越し屋”という、
誰も取り上げたことの無いキーワードで文章を書いてしまいました。
これによって”福岡市　平岡町　引越し屋”と検索してきた時に
このページが表示されてしまえば、平岡町から引っ越そうとしていた人は
引越し屋が見つからないばかりか、『メジャーじゃない』と愚弄されたと感じるでしょう。
それだけは避けたいですね。でも、<strong>福岡市　平岡町　引越し屋</strong>。
あ、今度はスーパーストロング君について書こうかなぁ。

長々とどうでも良い事を書きましたが、一般的な考えとしては
福岡市中央区のどこに住んでいようが、”福岡市　引越し”と検索するのが普通でしょう。